初めまして 庄内弁を愛する 那丸です。

初めまして 庄内弁を愛する 那丸です。

2021年6月21日

美しい庄内弁。
心地よい庄内弁。
面白い庄内弁。
懐かしい庄内弁。
チャーミングな庄内弁。
フランス語にも聞こえる庄内弁。

そんな庄内弁の魅力を皆さんにお伝えします。

お伝えするのは私

那丸 と

弟子です。

TVや映画でたまに庄内弁が使われることがありますが、地元の人間からすると微妙にイントネーションや発音が違います。発音は同じ庄内でも地域によって少し差があるのでBLOG記事でどこまでお伝えできるか……。できる限り頑張ります。発音記号を書くのもなんですから、文字の大きさや太さでできる限りお伝えします。

全般的に、語尾が優しい聞こえ方をするのが庄内弁ではないかと分析しています。

庄内弁の起源とその構成要素は、

①蝦夷の時代から有る土着の言葉
②都落ちした平家の公家言葉(羽黒山を開いた蜂子の王子など)
③戦国時代の最上家武藤家による東北一帯の言葉
④北前船による交易でもたらされた京ことば
⑤庄内藩酒井家の関係で持ち込まれた江戸言葉
⑥寒いからゆえに口を開かない事での音の省略

から成り立っていると言われています。

それ其れの影響を受けた代表的な方言と表現方法も解説に入れながら
長期間かけて庄内弁を開設していきます。1年では語りつくせないかもしれません。

ただ、庄内人が上京しても、⑤の江戸言葉によるイントネーションが基本にあるので、
殆ど東京では、訛りません。音の上げ下げ強弱が同じですから……。

同じ山形県でも、庄内ではなく、最上川がカーブしてから先の奥地になる内陸地方は、
どちらかというと①③⑥の影響で随分違ってきます。
TVでよく聞くズーズー弁の山形弁と同じように思う方がいらっしゃると思いますが、
あれを聞くと「庄内はそんな風に訛らないよ。もっと違う訛り方だよ」と言いたくなります。

例えば、山形大学という国立の大学があり、タコ足大学なので学部ごとにアチコチにキャンパスがあるわけですが、(鶴岡には農学部がある)バス停で「山形大学前」(山大前)があるとします。

山形市では、ヤダイマエ とマにアクセントがありますが、鶴岡市では ヤマダイ マエ とフラットです。きわめて標準語に近いイントネーションというわけです。

でも、庄内は庄内で 変な訛り方もします。それを次回ご紹介。

次回、「ここが変だよ庄内弁」
JRの車内放送、駅名訛りまくり の章 こうご期待ください。